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用語解説

能とは
能楽は伝統芸能である歌舞劇の1つです。源流は上古時代に大陸からもたらされた曲技やものまねを中心にした散楽で、平安時代には猿楽の能と呼ばれました。公益社団法人能楽協会に所属する玄人(プロ)能楽師の先生方の指導の下、部活やサークルに所属する学生によって学生能は催されます。

狂言とは
狂言は能と同様に猿楽から発展した伝統芸能であり、猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇です。明治時代以降は、能・式三番と併せて能楽と呼ぶこともあります。

能楽部三会の違いとは
宝生会、金剛会は能のシテ(主役)方の流派の中の宝生流と金剛流をそれぞれ学んでおります。シテ方にはその他観世、金春、喜多の合わせて5流派があります。狂言方にも流派があり、狂言会は大蔵流の狂言を習っています。同様にワキ方や囃子方にも流派がそれぞれあります。

舞囃子(まいばやし)とは
舞囃子は、能のある曲の中の華やかな舞のあるところだけを取り出し、舞い手1人が面・装束をつけず、紋付き袴の姿で、地謡と囃子を従えて舞うものを指します。能1曲の中で面白く見応えのあるクライマックス部分だけを演じる、いわば能のダイジェスト版です。

仕舞とは
仕舞も能の略式の演じ方の1つです。舞囃子よりも短く、能1曲の中で型が多く見栄えのする部分 (クセ,キリ,段,道行,狂など) を、舞い手1人が紋付き袴の姿で、囃子をつけず地謡だけで舞います。狂言にも同様な小舞があります。

連吟とは
仕舞部分や舞囃子部分、小謡など謡の節綺麗さや内容の面白さのある能1曲の中の一部を謡のみで行うものです。1曲全部を謡うものを素謡(すうたい)といいます。

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